建築や住まいの話から日々の事までを綴ります
by arai-arch
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"Canvas" Skin by
Animal Skin
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最初に勤めた事務所の方針だったため、
私は「手描き」で建築の作図を覚えました。
大学でも、手描きでの作図を教えられますが、
実務でということになると、同年代(30代前半)
の中では珍しいのではないでしょうか。
なにしろ、CAD(パソコンのソフトを使った作図)
全盛の時代ですから。
CADを使うようになった現在でも、
体に染み付いた「手描き」感覚が抜けません。
どういうことかと言いますと・・・
平面や断面などの、建物の空間に関わる形態
を思索する時には、鉛筆持って手を動かさないと
頭も働かないのです。
だから、パソコンの画面で考えるのはちょっと苦手。
手と頭を連動させてイメージを膨らまし、
CADで描くのはあくまでその結果を記録するため、
というのが私なりの理想です。
建築は生ものですから、やはり生身で生み出したい、
そんな想いもあります・・・
私の仕事は、実際の建物を建てることが
最終的な使命ですから、何を使って設計しようが
いい建物が建ちさえすればいいのでしょうが・・・
しかしながら、やはり建築設計者として
建築を考える、設計図をつくるプロセスにも
こだわりたいものです。
ひいては、それが質の高い建築へ繋がると
信じてやまないのです。
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