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私の東京事務所時代の師匠は、 「階段」のデザインに力をそそぐ建築家でした。 「階段は空間をドラマティックに演出できる場所である」 というのはその師匠のコトバ。 その影響もあり、私も階段をただの通路で終わらせず、 住空間を豊かにするエッセンスとしてデザインしたい と考えているのです。 階段にも色々ありますよね。 2階にリビングがある場合は、来客の通り道になるので なるべくゆったりとしていて、今から向かうリビング空間 への期待をかきたてられるモノがいい。 下の写真はその例。 このまっすぐな階段を鉄砲階段といいます。 階段を構成する段板・側桁・力桁は構造材(柱・梁)床材と 同じ杉材を使い、空間に統一感を持たせています。 杉材は足触りがやわらかく温かみがあるので、 毎日昇り降りする階段には適した材料です。 手すりは白く塗装したスチール製です。 私が描いた設計図をもとに鉄工所の職人さんが つくってくれた特注品です。 ただし手に触れる部分(笠木)は、階段と同じく杉材を使いました。 これで、冬でも手が冷たくありません。 また、チェッカーガラスに囲まれた吹き抜けに階段を配置することで、 明るくて開放的なリビングへのアプローチとして相応しいものとしました。 木・鉄・ガラスの組み合わせが空間の質に変化を与えています。 次は(こっちが一般的かもしれませんが)、2階に設けた子供室や寝室に 行くための通路としての階段です。 この階段はどこに配置されるかでそのあり様が変わってくるでしょう。 リビングの片隅に設けられた階段は、リビング自体のデザインと 強く関わるので、先に述べた階段のようにドラマティックな表現が 似合うように思われます。 個別の空間として設けられた階段は、機能性・コンパクトさを 重視しながらも、使う素材や光の取り入れ方に一工夫したい。 さりげなく心地良い、ささやかで控えめなデザインでありたい。 下の写真はその試みです。 この階段を回り階段といいます。 いわゆる回り階段は180度を均等に分割しているものですが、 ここでは回り部分での転落を防ぎ、昇り降りしやすくするため、 「踊り場+3段折れ曲がり階段」としています。 階段を構成する段板・側桁・手すりは前者と同じく杉材。 肌触りのよい階段をつくるための私の定番です。 け込み部分を白く塗ることで段板を浮きたたせ、 軽快なリズム感を演出。 そして、しっくい塗りの白壁に大きな窓を設けたのが最大の特徴。 昇り口に立つと、窓からは空だけが見えるのですよ♪ 自然を切り取る額縁としての窓が空間のアクセントになっていますね。 2つの例を見ていただきましたが、 ひと口に「階段」と言っても様々で、 上記の様に同じ材料を使ったものでも、 その形態・配置された空間によってまったく別のものになりますね。 また、転落の危険がある場所でもありますから、格好だけのものではなく、 その機能性にも充分注意して設計するべきです。 昇り降りしやすい段の奥行(ふみづら)と高さ(けあげ)の寸法、そして 握りやすい手すりの形と取り付け高さは人それぞれで違います。 出かけた時に、自分に丁度良い階段があったら寸法を測っておくと 役に立ちますよ。(そんなことをしているのは建築家ぐらいでしょうか、笑) さてさて、あなたは自分の家にどんな階段がほしいですか? Top▲ |
by arai-arch
| 2009-09-26 02:40
| 住まいづくりや建築の話
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