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私が照明を付けるのは、そこに明かりが欲しいからであって 器具が欲しいからではありません。 主役は家であって、照明器具ではないのです。 そのような考えを持っていますから、照明器具は極力シンプルで 存在を主張し過ぎないものを選択する傾向が強いです。 もちろん美しさも備えていなければ問題外ですが。 それを叶えてくれるのが裸電球をそのまま使う方法です。 (これは好みが分かれるところでしょうね・・・) 白熱ボール球のクリアタイプ。 これがとっても美しい光を放つのです。 その姿はとても質素で、控えめな美しさを持っています。 昼夜共に佇まいが美しく、それでいて家を引き立てるように そこに存在してくれる。理想的な照明器具だと考えています。 では見てみましょう。 昼(消灯時)はこんな感じです↓ 夜(点灯時)はこんな感じ↓ どうですか? 「裸電球」と聞いたら、もっと安っぽい印象を受けませんでしたか? そんなことは全然なく、その佇まいは何とも言えず 愛らしいではありませんか! (このまん丸なフォルムのボール球がお気に入り!) 安っぽさどころか純粋な光の豊かさを感じられることでしょう。 そのコストパフォーマンスも、この器具の持つ素晴らしいところ。 材料費は、ペンダントタイプで1000円ぐらい、 ブラケット・シーリングタイプは500円もあれば作れてしまいますよ♪ 費用対効果でいえば、ナカナカのものじゃありませんか? 「家はお金を掛ければいいってもんじゃない!」 という好例だと思います。 少ない費用でも工夫次第で豊かなものをつくり出せる。 家づくり全体においても、そう強く信じています。 全体をこのようなシンプルなものでまとめつつ、 ピンポイントで自分の好みのものを混ぜていく。 そして全体として多くの種類を使わない。 これが品のある照明計画だと思うのです。 では、使用例をみてみましょう。 吹き抜け空間にペンダントライトとして吊り下げた例。 (クリアボール球) 天井にシーリングライトとして取り付けた例。 (クリアボール球) 鏡上灯として使用した例。 (まぶしさを和らげるためホワイトボール球使用) などなど・・・ 使い方も工夫次第で様々です♪ 最後にちょっと疑問提起。 こんな素晴らしい白熱電球(普通電球)ですが、 政府の要請を受けて、電機各社は温暖化対策の一環として、 2012年をメドに白熱電球の生産を中止する方針を掲げています。 確かに、蛍光灯やLEDからみると圧倒的に効率の悪い白熱電球。 しかし、白熱電球には、それにしかない特別な光があります。 蛍光灯やLEDには「電球色」というものもありますが、 色を似せているだけで光の質が全然違います。 明暗がはっきりする白熱灯の光は、ものをより立体的に表現し、 空間に奥行を与えてくれます。 これは白熱電球特有のもので、他のものにはありません。 (ろうそくや暖炉の炎には同じような効果を感じますが・・・) 近ごろ、目先の結果・効果・効率に囚われた国の政策が目に付きます。 このままでは本当に良いものが、どんどん失われていきます・・・ そして設計者にとって、表現の幅が狭められしまうのも とても残念なことです。 美しくあること、豊かであること、そのような部分が欠落した 「経済効率主義」は結果として虚しさしか生まないと思うのですが・・・ さて、みなさんはどう思われますか? ※効率の悪い白熱電球も使いようです。 調光をうまく使えば、ぐっと寿命は延びますし、 適材適所で蛍光灯などと使い分ければ、 とんでもなく電気代が上がることはありません。 むしろ、白熱灯を使っている方が、住まい手がコマメに 入り切りを行い、省エネに努める気もするのですが・・・ Top▲ |
by arai-arch
| 2010-03-20 12:27
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