防湿シートの敷き込み、外周部型枠設置が終わり、
基礎の配筋作業が進んでいます。
鉄筋が多く取り合う場所においても、
非常に丁寧に施行してあります。
どんなに力を入れて設計しても、それを実現してくれる
職人さん達がいなければ意味がありません。
良い職人さんとその仕事に出会うと、
自然と感謝の気持ちがこみ上げてきます。
では、ちょっと大変な部分を取り上げて・・・
D13@100タテヨコのスラブ配筋です。
鉄筋が綺麗に通り、ピシッとしています。
立ち上がりのフック加工なども綺麗です。
スラブ下ではかぶり厚が70mmしっかりと
確保されていますよ。
次に人通口部分の補強配筋です。
人通口=地中梁の欠損となるので、その部分には補強が必要です。
主筋とフープ筋が綺麗に組まれ、ちょっとしたRCの小梁みたいな配筋です。
これなら曲げ応力の伝達もしっかりとできそうです。
住宅の基礎においては、住宅性能表示制度や瑕疵担保責任保険の効果で
その仕様の底上げはされていますが、未だもって曖昧な部分が多いのが
現状ではないでしょうか。
私は住宅の基礎であっても、やはり基本はRC基準でやるべきだと
思いますし、根拠のある設計をすべきだと思います。
全ては万が一のために・・・