【14.08.22】
「横道のいえ」には、丸柱を使用します。
LDKのほぼ中心に立ち、この住まいの
象徴的な存在になると感じています。
そんな大切な丸柱、どのような材料を使うか
というのは計画の肝です。
「横道のいえ」の構造材は全て富山県産杉を
使う計画で、材料の準備は婦負森林組合さんが
協力してくれています。
その婦負森林組合さんから思わぬ朗報。
「富山県産材で希望している丸柱材がある」とのこと。
ということで、その材料を確認しに婦負森林組合木材
加工センターまで出かけてきました。
婦負森林の久我口さんと設計パートナーの富田さん
と共に材料をチェック。
この材料は発注がキャンセルになったもので、
2年間も寝かしてあったもの。
つまり十分な期間天然乾燥されているということで、
構造材としてもウッテツケな訳です。
とっても幸運な材料に巡り合い嬉しくなりました。
2本の材料はその木目や節の量、色味が全然違いました。
自然素材とはそういうことなんです。
均質さを求めるのではなく、見た目も含めた自然素材
ならではの不均質な性質を個性と捉え、それをどう活かすか。
それが無垢の木の家を設計する醍醐味であり、
建て主さんに楽しんでいただきたい部分です。
材料を人間に無理やり合わせるのではなく、
人間の方が自然対して歩み寄る。
そんな大らかで自然体な家づくり・・・でいきましょう♪