私が以前設計した「吉作のいえ」において
後回しになっていた造園計画の話が持ち上がりました。
住まい手さんが少し時間に余裕も出てきたという事で、
アプローチ部分と庭部分の植栽・外構計画を考えたい
ということでした。
そこで私が別の仕事で計画をお願いしていた
ガーデンデザイナーの山﨑さんに
相談を持ちかけました。
その内容は、
「みんなで考え、みんなでつくる」
そんな庭づくりがしたい、というものでした。
みんなというのは・・・
・ガーデンデザイナー
・建物の設計者
・住まい手
の3者です。
その申し出を快諾して下さった山﨑さん。
すぐさまプロジェクトは動き出しました。
そして計画段階から、山﨑さんが中心となり、
3者で議論を重ね、施工段階でもできるだけ3者で
協同してやってみようというのが今回のプロジェクトですが、
その具体的な目的は・・・
①住まい手のイメージや意見を最大限にダイレクトに取り入れる
②住まい手の満足度を出来るだけ高めて、住まいへの愛着度も一層高める
③計画・デザインする側がヒトリヨガリになるのを防ぐ
④純粋にモノヅクリの楽しさに触れる
⑤結果としての省コスト化
私達の仕事における意識は全てにおいて「住まい手」に向いているべきです。
良いデザインを目指すのは、設計者自身のためではなく、住まい手の生活の
質を向上させることに繋がるからです。
綺麗事ではなく、そうでなければ嘘だと思うのです。
少なくともそう考える設計者がいて、それが今回の造園計画・造園施工を
して下さっている山﨑さんであり、建物を設計した私です。
山﨑さんと言う頼れる指揮者を得て、私と住まい手の庭づくりの
思いが動き始め、第1回目の協同施工が無事終了しています。
この先の計画・施工の様子もこのブログ(進行中のプロジェクト内)
で紹介していきますので、ご興味のある方は是非御覧下さい。
紹介ページはこちらからどうぞ↓
http://aarch.exblog.jp/i13/第1回協同施工の様子です↓