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【犬島のいえ】 「玄関+ホール+納戸」についてご紹介します。 以前のブログでも書いていますが(⇒詳しくはこちら) 私が玄関という空間に必要だと考えている要素がいくつかありますが、 もちろん犬島のいえにもそれらはしっかりと散りばめられています。 まず大切なのが、下足を脱ぎ履きする場としての利便性です。 下足収納スペースの確保と共にそれが雑多にならないような 設計上の整理が重要です。 犬島の家では、壁付の背の低い下足入れを設置しています。 これによって空間が非常にスッキリとした印象になります。 幅が2400mmありますので、小さいように見えて大容量の下足入れ。 製作は富山市に在ります中嶋工芸社さん。 木目が横方向にしっかりと揃っていて、なかなかに良い仕事をされます。 しかし、靴と靴箱をたくさんお持ちの奥様方は、それでも足りないんじゃないの? と心配されるかもしれませんね。 そして、玄関は綺麗にしておきたいけど、室内に持ち込みたくないものなんかで 溢れてしまっているということも多々ありますよね。 そこで活躍するのが玄関に併設された「下足室兼納戸スペース」です。 ちょっと贅沢な空間ですがあれば非常に重宝します。 とにかくこの部屋は雑多になりがちなものを詰め込んで 機能重視で設計してあります。 ・コート掛け(除雪で濡れた防寒具などもここで脱ぎます) ・収納棚(下足入れに収まりきらない靴箱や子供の虫かごなど) ・分電盤・端子盤(目に触れにくく美観に配慮できます) この家においてはインナーガレージと玄関をつなぐ空間でも ありまして、家の導線計画を成り立たせるための非常に重要な空間なのです。 さあ、次に大切なのは来客を迎えるオモテナシ空間としての設えです。 ただただ機能的なだけでは魅力的な玄関にはなりません。 私は玄関を設計するときに、帰宅した住まい手さんや来客を 温かく迎え入れるようなそんな玄関であってほしいと考えます。 そこで大切なのは仕上げの豪華さでも広さでもなく、 その住まい手なりの来客に対するオモテナシの心が その空間にあらわれているかどうかだと思います。 この家は、そんな住まい手の気持ちが様々な形で表現された 好例だと思っています。ちょっと見てみますと・・・ ・下足入上部を飾り棚として利用。 ・ピクチャーレールを設置して展示空間としての利用にも配慮。 ・傘立てもこだわって選ばれています。 ・郵便受けは既製品を使いながらも木枠を付けて空間に馴染むように・・・。 ・外部の植栽が見える地窓を設けて季節を感じられるようにしています。 床下には間接照明を仕込んで空間を演出。 ・出入口建具にも拘りました。 タモ材の質感を活かした板戸と閉鎖的になりすぎないように 内外の繋がりを持たせた透明ガラスの片袖FIX窓が来客を 迎え入れてくれます。 どうでしょうか。 建て主さんの気持ちがビンビンと伝わってきたのではないでしょうか? 犬島のいえにおいては玄関ホールに面してトイレと和室が設置されていて 廊下としての要素もありますので、それらが一体となって美しさを 感じられるような空間を目指しました。 A+Aの設計の中でも立派すぎるぐらいの玄関ですが、 大切なのは「オモテナシの心」です。 ささやかでも、その気持ちがしっかりと表現された玄関を これからも設計していきたいです。 Top▲ |
by arai-arch
| 2014-12-18 17:24
| 犬島のいえ
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