【犬島のいえ】■CONCEPT犬島のいえにおいては、「水平と垂直」、「線と面」、「抜けと受け」という
空間における対比表現を意識しつつ、それらの中に「崩し」を織り交ぜることで
変化を感じられる空間構成にしたいと考えました。
中庭を囲む軒の形状や小庭の存在、スチール柱とスツール階段による垂直と斜め
の線の交わりなどが「崩し」に当たります。
只々秩序だった空間は人を拒絶する感じを与え、居心地の悪いものです。
この住まいは、明快な空間構成の中における少しの「崩し」によって人に寄り添う
ような空間を見出そう、という設計者の試みです。
■DATA建築場所:富山県富山市
敷地面積:423.82㎡(127.95坪)
建築面積:146.34㎡( 44.18坪)
延床面積:182.19㎡( 55.00坪)
構造規模:木造軸組構法・2階建て
構造仕様:耐震等級2レベル
断熱仕様:温熱環境等級4レベル(トレードオフ規定採用)
竣工年月:平成26年12月
設計監理:荒井好一郎建築設計室
構造計画:TE-DOK
設備計画:青野設備計画事務所
施 工:永森建設工業
造 園:山﨑広介 × A+A
家具製作:ミヤモト家具
:中嶋工芸社
カーテン:かあてんや
■PHOTOS