事務所兼自宅の改装を自分でやってみよう!というプロジェクト。
建築施工のプロではない住まい手が一体どこまでできるのか?
その可能性の一端を示せたらと思います。
条件は下記の通り。
①貸家であるため現状復旧も見据えた施工
②すべて富山県産杉材を使用する
③基本的にはすべて自分で施工する
さて、「其の壱」として紹介するのは「玄関ポーチ」です。
昔ながらの町屋の風情があるでもなし、アプローチに奥行もなく、
はっきりいって大変イケテナイのです。
天井の照明器具も最悪・・・。
この空間をドラマティックに変えるためにお化粧が必要!
そこで考えたのが木格子壁と木格子天井が編み込まれたようなデザインです。
元はこんな感じです。
材料刻み施工。
25mm×30mmの格子材を必要な長さに切断加工。
ひたすら何十本も・・・。
使用する格子材を全て並べるとこんな感じ。大量です。
格子を取り付ける為の受材を先に設置。
さて、いよいよ格子材の取付!
今回は格子の見付寸法と隙間の寸法が同じ「小間返し」という並べ方。
中心部分より進めていきます。
ドンドン行きましょう!
ついに長い格子部分に突入!
それなりの施工精度を出すのって結構大変です。
大工さんの仕事の奥深さを感じます・・・。
全て取付完了。
元と比べるとすごく木質感が出て結構な変化を感じます。
壁だけじゃなくて天井にも格子を設けた効果が大きいです。
紫外線で劣化するのを防ぐために塗装をします。
今回はクリア塗装として杉の質感を活かします。
今はクリアでも対紫外線に有効なものがあるんですよ~。
ついに完成です!
壁と天井にリャンコに編み込んだ「県産材格子スクリーン」。
なかなか良いでしょ?
少しは街並みの美観向上に役立てたかなぁ。