『規格型木組み住宅プロジェクト』
モデルハウスに使用する木材の乾燥が完了し準備が整ったので選木・番付作業を行いました。
同じ寸法の材料のやりくりを考えたり、どっち向きに使おうか決めたり・・・節の多い一等材をあらわしで使う建物においては、仕上がり具合に影響を及ぼす大切な作業です。
この住まいでは、棟木の150×390という大きな断面の材料や、構造の弱点になる継ぎ手をなるべく少なくするために7mや8mという長い材料を多く使っているのも特徴です。こういう材料は乾燥が難しく含水率(木材の中の水分の量)が適正に落ちていないことも多いのですが、素晴らしい乾燥具合でした♪
ちなみにプレカットの機械には6mちょいまでの長さの材料しか入らないので、こういう長い材料は使えません。手刻みならではの材料計画と言えます。
木材を準備して下さった野村木材の野村さん、大工棟梁の坂口さんと一緒に半日ちょい掛りで作業を完了しました。
富山県産杉材を使って大工さんが手刻みでつくる木組みを活かした規格型住宅がいよいよ着工します!