『下黒田のいえ』
山下大工が1階の床板張りに取り掛かっております。床板は富山県産杉の厚さ3cmの本実板。
杉の柔らかな質感と足裏で感じる厚みが相まって、踏み心地が最高なんです♪
加工具合や質の話をすると、どの木材業者さん製作のものでも一長一短があり、県産杉ということの限界もあります。
今回の床材も・・・まだまだ努力が足りませんね。厳しいですが、実際に現場で使うものとして主張していきたい。
じゃあ、使うのを止めたら・・・とは考えません。今はとにかく伐採時期になった木をどんどん消費して林業が成り立つようにしなければなりません。質のことをとやかく言うのは、健全な森林更新が出来るようになってから。何十年か、それとも100年以上先の話でしょうか。
遠くから眺めていると綺麗な山も、一歩中に踏み込めば荒れているんです。
だから使うんです。未来のために使うんです。
四の五の言わずに使うんです。