『根塚町のいえ』
木製建具の引手はルーター彫り。
手が触れるところは温かな感触であってほしいな、と思い金属製の引手にはしませんでした。
傷の付きにくさや清掃性も考慮すると金属製の引手が優れていますが、この住まい手さんのセンスや思考傾向を考慮して、木部に直接彫り込む引手をご提案しました。
絶対的な100点を探そうとすると人間味が薄れるように思います。
その住まい手さんのことを想い、相対的な100点を目指す。
ベストを求めるのではなく、ベターを選ぶような気持ちで・・・
肩に力が入りすぎていない自然体の住まいづくりがA+Aの理想です。
この可愛らしい彫り込みの引手に、住まい手さんの愛着が深まっていくとよいなぁと思う今日この頃(´▽`)
荒井好一郎建築設計室HP