『吉作の平舎(ひらや)』
既存の民家。
間違いなくタイプだ。どストライクだ。
この民家が異性だとするなら、間違いなくこの表現になります。
この建築と自分の設計技術のマリアージュを思わず頭に描きたくなります。
しかし、ことはそんなに簡単ではありません。
現代の住まい、更に終の住み処として住居をとらえる時、クライアントの要望と頭で描く建築設計者としての理想がどうしても合致しないのです。
クライアントとの話し合いの結果、目先のノスタルジックな想いは捨てて、しっかりと先を見据えたバランスの良い提案に切り替えました。
しかし、何かしら記憶の残し方はあるのではないかと家屋内を再調査・・・陳腐な表現になってしまうかな・・・
自分なりにあれこれ想いをめぐらした現調の日の心の記録として。
荒井好一郎建築設計室HP