『吉作の平舎(ひらや)』
尾久木材さんにて製材の確認。
材料は富山県産の杉材🌲
魚は切り身で泳いでいると思っている子供がいるように、木は製材の状態で生えていると思っている子供は・・・さすがにいないよな?(^_^;)
木は山に生えていて、富山の急峻な山から丸太の状態で運び出され、その丸太を製材所さんが平角形状に製材してくれて、それを適切に乾燥して木の中の水分を抜くことによって、はじめて建築で使える材料になります。
このバランスがいつまで保たれるのかな?
当たり前だと思っていたことがそうじゃなくなる変化のスピードが速い時代に、ちょっとセンチメンタルになりながら材料を見ていました。
今回の一番の見せ場になる梁を、芯さりで準備してくれた尾久さん。
この材寸を芯去りでとれるって一体何歳の丸太?と大興奮(笑)
この目の詰み方で芯去り、きっと曲げ強度も期待できて、変形も少ないぞ!
木は元は生き物。1本1本性格が違うますから、適材適所の選別が大切な訳です。
いやいや、ありがたい(´▽`)
↓荒井好一郎建築設計室HP