『吉作の平舎(ひらや)』
尾久木材さん製材工場にて構造材の検査を行いました。
今回は含水率だけでなくヤング率の測定も行いました。
木材の変形しやすさの指標となる「ヤング率」ですが、測定する方法があるんですね。
A+Aでは富山県産スギ材を使うことを前提にしており、その強度は全国平均値よりも低いことが知られています。
本プロジェクトでは、構造材の負荷が大きい箇所があるので、その部分に使用する材のヤング率を測定してみようと考えました。
そんな実質的な測定結果が得られると、材料の使い所をやりくりしたり、予めの対処ができます。
最初から品質管理されている材料ならばこのような作業は必要ありませんが、そうでないものの活用を考える時に施工者任せではなく設計者ができることがあります。
こんなことまでしようとする設計者はまだまだ少ないですが、まずはやってみる!精神でA+Aは動いています。
全ては建て主さんからの信頼に答えるために!
暑い中、測定を助けて下さった水野建築研究所の水野ご夫妻、木材研究所の柴さん、尾久木材の尾久社長と尾久専務、本当にありがとうございました。
↓荒井好一郎建築設計室HP