『吉作の平舎(ひらや)』
ポーチ廻りの下がり壁が形づくられて、ようやく外形が整いました。
この住まいの特徴である大きな軒下空間と深い軒の出。
そこから感じられるのは富山の家屋らしい風雨や降雪に対する意識。
建物のカタチは、気候風土や環境条件から発想するのが素直であって、形のためのカタチはつくらない、と決めています。
富山県産の木材をなるべく活用しようと考えるのも、この住まいがここにある必然性を強く意識するから。
こんな考えを受け入れて下さる建て主さんとの出会いに感謝しながら、とにかく丁寧に想いを込めて工事を進めています。
↓荒井好一郎建築設計室HP