『吉作の平舎(ひらや)』
山下棟梁の家具製作が進行中です。
彫って、仮組みして、調整して、組み立て・・・という一連の作業。現場でつくる難しさ、家具専用材じゃない厄介さ、そんなこともありながら形にしていく「大工造作としてつくる家具」が大好きです。
反論もあると思いますが・・・住宅建築においてプレカットが当たり前になり構造材の加工作業が激減している今、大工さんの木材を扱う技術は造作仕事で活かすべきだと思っています。既製品の取付けに終始する現場では余りにももったいないなと・・・。
そんな思いから、板張り、建具枠、造り付け家具など、大工さんの手仕事を感じられる要素を設計に盛り込んでいる次第です。
建設コストが上がっている今、様々なハードルはありますが、モノヅクリに拘る姿勢は持続したいなと強く思うのです。