『吉作の平舎(ひらや)』
山下棟梁はダイニングカウンター部分の下地ごしらえを終えて、たたみ室押入廻りの下地組み~枠造作に取り掛かっています。
押入は3枚引き込み戸の戸袋と絡むため、待ちになっていた部分。建具取合いもあるので連動して天井の石膏ボード張りも待ちになっていましたので、これでたたみ室がバタバタっと出来上がっていきます。
コレをやらないとアレが出来ない。アッチを片付けて材料を減らしてからコッチの作業に・・・という感じで、大工さんの頭の中は作業手順や工程のことで大忙し。時には予期せぬアクシデントだって起こりますから、臨機応変の対応だって求められます。
これはもはや、戦場全体を感じ取りながら超人的な直感力と洞察力で戦う「ニュータイプ」です。
世が世なら、山下棟梁はガンダムのパイロットになっていたはずですよね、というお話(笑)