『吉作の平舎(ひらや)』
表札とドアホンを一体にした特注の無垢板パネルはA+Aの定番なのですが、本プロジェクトではより特別感が強いものになりました。
表札部分には褐色の板が使ってありますが、これは元の家の表札を再活用したものなんです。
イチイの木を使った立派な表札だったので解体時に取り外して保存しておきまして、それを活用して新しい表札をつくろうと考えました。
一度表面を削って綺麗な木目を出し、そこにレーザー彫刻で文字を入れ直しました。その表札を玄関戸枠と同材のタモでつくったパネルに貼り付け、ドアホン子機を仕込み、パネルを化粧ビスで取り付けたら完成です。
古い表札が新しい住まいに似合うカタチで生まれ変わり、また住まい手さんと共に年を重ねていきます。
A+A流の「受け継ぐ」を表現したデザインです。