『高岡まちなかの鉄骨リノベ』
これから着工する本プロジェクト内で計画した「ライブラリーピット」。
建て主さんより図書スペースのご依頼があり、ご家族にとって特別な居場所になるようにと知恵をしぼりまして・・・床を一段掘り下げたピット形状として意識的な境界をつくり、また子供への見守りの目が届きやすいようにキッチンのすぐそばに配置。LDからも近いので、勉強スペースや書斎スペースなど家族皆で使える場所としてご提案しました。
造り付けソファで寛ぎながら、はたまた畳敷きの床で寝転がりながら読書ができますし、ランドセルや教科書の収納スペース、更に堀込床になったワークスペースも併設しているので、お子さん達が小さいうちはここで勉強から学校の準備まで全部対応できるようになっています。
最近は住宅の性能面に目が行きがちですが、生活をより魅力的にするアイデアや空間構成、そしてそれを生み出す設計センスというところが設計者によって大きく差ができる部分だと考えます。
生活の機微にしっかりと目を向け、性能と意匠の両面においてバランスの取れたきめ細やかなデザイン対応ができる設計者でありたいな、と思っています。