『高岡まちなかの鉄骨住宅リノベ』
床下に換気用のファンを設置しました。
隣家と隙間なく建つ町家形式の建物ではどうしても床下換気が不十分になりがちです。
そのせいか、リノベ前の元の床は湿気でボコボコでした。
そこで本工事では床下全面に防湿コンクリートを打設したのですが、ここで一つ注意点があります。
湿気を止めるためのコンクリートですが、完全に水分が抜けるには1~2年(2~3年という情報もあります)はかかると言われています。つまり、地面からの湿気を防ぐためのコンクリートが床下に湿気をばらまくというイタチごっこになってしまうのです。
ということで、コンクリートから出る湿気排出と不足気味の床下換気の促進を目的として、床下にダクトファンを設置することにしました。
少しでも早い方が良いので、仮設電源を使って工事中から運転を始めました。排出口に手を当てるとしっかりと排気を感じましたのでうまく換気できているようです。
今後は定期的に床下点検口をのぞいて経過観察を続けます。