『高岡まちなかの鉄骨住宅リノベ』
窓枠の造作作業が進行中です。
この1ヶ所だけ見てもリノベならではの様々な工夫が散りばめられています

新しい壁と既存サッシは完全に平行ではないため、アングル内で逃げをつくっているのでアングルじゃくりは無し。
新規の無垢枠はインナーサッシと障子をダブルで納めるために㎜単位で設置位置を検討。
その際にはクレセント錠の干渉なども確認済み。
障子枠は天井目一杯で納めたいので、あえて二段鴨居としてあり、その間の面戸は片側にだけシャクリが入っているので現場での微調整が可能。
と言った具合に理屈をつくるのは設計屋の仕事ですが、実際に現場で仕上げるのは大変です。この枠は大工さんが3人掛かりで取り付けたとのこと。
當田棟梁とA+Aのコラボだからこそ出来る納まり。そんな風に誇らしく思える仕事をさせていただける幸せ。
出来上がってしまうと極めてシンプルな顔、しかしその裏にはリノベーション故の職人さんの苦労が。