『高岡まちなかの鉄骨住宅リノベ』
軒裏塗装が綺麗に仕上がりました。
前面道路側の外壁はさわらずに軒裏のみの塗り替えとしていまして、傷んでいた部分はパテ処理をして、不燃認定のある水性エマルションペイントを使用しました。
淡いアイボリー色からスッキリとしたホワイト色に。A+Aでは定番のN-90という色味で、真っ白ではない少しだけくすんだ白。外壁タイルと調和して凛とした雰囲気が強まった気がします。
白だと冷たくて素っ気ないから、又は優しい色味が周りに馴染みやすいから、という理由でアイボリー色を選ぶ方が多いように感じますが、実はアイボリー色って結構難しいと思っています。使い方によっては同系色のものをボケさせてしまってお互いに邪魔し合うことになったり・・・
建て主さんが見慣れている元の色に合わせておこうかとも考えましたが、ここは自分を信じて提案をさせていただいて良かったです。
道行く人は、軒裏の色やルーフバルコニーの手すりの色が変わったことにはナカナカ気付かないと思いますが、設計者はそんな微妙な違いに対しても悩みつつ迷いつつコダワリを持って建物をつくってるんですよ、というお話(

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