『高岡まちなかの鉄骨住宅リノベ』
木製建具の吊り込みが完了しました。
ということで、こだわりの建具をご紹介。
出入口のフラッシュ建具(合板でサンドイッチした建具)にはブラックウォールナット無垢材の引手框を取り付けていまして、単調になりがちな建具のアクセントとしています。汚れ防止などの観点では金属製の引手が優れていますが、耐候性が求められないのであればやはり手が触れる部分は無垢材としたいという強い想いがあります。
またその框には明り窓として「アクリル丸棒」をリズミカルに3連で埋め込み、部屋の照明が点灯しているかの確認ができるようにしてあります。
更に鍵が必要となるトイレと脱衣室には中村好文さんデザインの「カンヌキ錠」を使っていて、アクリル丸棒のリズムを守って受け座を取り付けているのもコダワリドコロ。
この「カンヌキ錠」実は高岡銅器職人によってつくられていますから、高岡の住まいにこそ使いたいと思い建て主さんへご提案した次第です。
特注製作だからこそできるコダワリをA+Aなりに表現している木製建具のご紹介でした。