『高岡まちなかの鉄骨住宅リノベ』
木製建具の吊り込みが完了しました。
ということで、こだわりの建具をご紹介。
元々キッチンだった部分は、この住まいの特徴と言える「ライブラリーピット」に改変したわけですが、その脇には奥の洗面室に通じる通路があります。この通路に面する窓は既設アルミサッシ・樹脂製内窓・障子戸という3層構成としています。
既設サッシの断熱強化のため、Low-Eアルゴンガス入複層ガラス内窓を取り付けたのですが、間取り変更に伴う間仕切壁位置の移動によって、サッシ同士にズレが生じてしまっています。
生活をする上で毎日往来するこの通路はやはり美しくあってほしいし、ライブラリーピットの空間的な質にも関わりますから何か良い手立てをしたいなと。そこで後ろ側の様子を目立ちにくくしながら光だけを柔らかく通す装置として「障子戸」を設けることにしました。そして透けを弱めることと桟のホコリ溜まりを防いで家事楽にする目的で両面を紙で包んでしまう「太鼓張り障子戸」とすることに。紙は強化和紙を使っていますので、頻繁に張り替える必要はありません。桟まで和紙で包むと障子戸はフンワリと柔らかな印象となり、通路を優しく穏やかな雰囲気に変化させてくれました。
和風にしたいから障子戸という単純な発想ではなく、この建具の根本的な機能・意匠性に目を向けて採用を決めています。
高山の古民家で見てから虜になった太鼓張り障子戸。この日本特有の優れたデザインを適所で活用できたかなと思います♪