陰・闇にフォーカスして設計すると、自然光がより強調され素材の良さが最大限に発揮されます。
理想とするのは日本の伝統的な美意識に通じるような光と陰のある空間。そして深みのあるザラッとした質感を持つ素材との調和。
本プロジェクトでは、紙・絹・無垢板・塗り壁・タイル・ガラスという自然素材を用いて、「明るさ」だけでなく「暗さ」も味わえる空間に仕上げました。自然光による深みのある明暗の対比、また間接照明や裸電球などの照明光が浮かび上がらせる仕上材のテクスチャー、それぞれの魅力を生活の中で楽しんでいただけらと思います。