住宅を設計するとき、「スケール感」がとても大事だと感じます。天井の高さ、窓の位置、家具との関係。それぞれの寸法が、人の感覚とずれていないか。大きすぎても、小さすぎても、違和感はじわじわと積もっていきます。

たとえば、手を伸ばせば届く高さの収納や、自然に座れるベンチの奥行き。数値だけでは測れない「ちょうどいい感覚」は、たくさんの試行錯誤から生まれます。

自分の身体と空間との関係を、暮らしの中で自然に感じられるようにすること。それが、長く心地よく住まうための鍵になるのだと思います。スケールは、数字以上に、心のフィット感をつくる道具です。

↓荒井好一郎建築設計室HP
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