住宅を支える柱は、単に立っているだけではありません。地面からの力をどう受け止めるか、その細部の工夫が建物の安心感に直結します。
たとえば独立柱の柱脚金物は、形状を建物の線に合わせてオーダーすることで、構造性能と意匠を同時に満たします。市販の角形柱に普通の金物を付けるだけでは、せっかくのフォルムが途切れてしまいますが、断面形状に合わせて金物を仕立てることで視線の流れが途切れません(金物の基礎廻りにモルタルを確実に充填する工夫も含めて考えられています)。
こうしたディテールは、単なる“構造接点”を超えて、身体と目線を結ぶ納まりになっていくのです。