|
最新の記事
以前の記事
2019年 12月2019年 10月 2019年 09月 2019年 08月 2019年 07月 2019年 06月 2019年 05月 2019年 04月 2019年 03月 2019年 02月 2019年 01月 2018年 12月 2018年 11月 2018年 10月 2018年 09月 2018年 08月 2018年 07月 2018年 06月 2018年 05月 2018年 04月 2018年 02月 2018年 01月 2017年 12月 2017年 04月 2017年 03月 2017年 02月 2017年 01月 2016年 12月 2016年 11月 2016年 10月 2016年 09月 2016年 08月 2016年 07月 2016年 06月 2016年 05月 2016年 04月 2016年 03月 2016年 02月 2016年 01月 2015年 12月 2015年 11月 2015年 10月 2015年 09月 2015年 08月 2015年 07月 2015年 06月 2015年 05月 2015年 04月 2015年 03月 2015年 02月 2015年 01月 2014年 12月 2014年 11月 2014年 10月 2014年 09月 2014年 08月 2014年 07月 2014年 06月 2014年 05月 2014年 04月 2014年 02月 2013年 10月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 10月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 カテゴリ
全体見学会情報 住まいづくりや建築の話 日々の出来事や富山の話 進行中の現場・計画トップ 犬島のいえ 国重のいえ 横道のいえ 吉作のいえ(造園工事) 新庄北町のいえ(店舗併用) 犬島のいえⅡ 草島のいえ(リノベーション) 城端のイベント(会場構成) 山の診療所 天竺温泉(改修) インナーパティオのある家 富山市オフィス(リノベーション) 多層の家 高岡のいえ(リノベーション) 未分類 最新のコメント
Blog Parts
フォロー中のブログ
メモ帳
最新のトラックバック
ライフログ
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
Animal Skin |
1
「Architecture(アーキテクチャー)」と「Building(ビルディング)」。
和訳すれば、前者が「建築」、後者が「建物」となるわけですが、 大きいくくりでは同じもののように思われます。 しかし、わざわざ違う言葉があるのだから、 きっとその根っこも違うはずです! ここに私なりの解釈を述べたいと思います。 「Architecture」・・・建築家がArchitectとなるのであるから、 建築家によって計画されたもの。建築。 もっと掘り下げれば、社会的な存在意義・ 存在の仕方について深く考慮されており、 芸術的側面も持ち合わせる建物。 「Building」・・・経済活動の歯車でしかないもの。建物。 これは大きな建物に限ったことではありません。 一般の人に一番身近な建物である「住宅」についても言えるのです。 みなさんが家を建てるなら、どちらにしたいですか? ただ、安いから。考えるのが面倒だから。 と、安易に手に入れた住宅は間違いなく後者だと言えます。 施工者の飯の種としての意味しか持たない建物です。 「芸術的側面」などと大そうなことを書きましたが (それは設計者が考えればよいことで・・・)、 建て主・設計者が地域性・風土・社会性など、自分を取り巻く 環境について深く考え、辿り着いたものは「Architecture」なのです。 ようは、同じ家をたてるにしても、そこに辿り着くまでの意識のプロセス が重要だということです。 これがなければ、まさに骨抜きということでしょう・・・ これは建築に限ったことではないでしょう。 モノヅクリに携わる人間ならば当然の心得ではないでしょうか? 「Architecture」といえる住宅を一つでも多くつくりたいと思っている、 小さな一設計者のつぶやきでございました。 ![]() 富山県は上市町にある「西田美術館」に出かけてきました。 西田美術館では「アートボックス152」という企画展示が行われています。 この企画は、「新しい感性に出会う場所」として、現代アーティストたちが それぞれの感性で感じとった世界を表現するというもの。 このⅢ期として、私が富山県建築士会青年部会の活動を通して 知り合った、木工作家の黒田学さんが個展を行うこととなり、 今回お邪魔してきたわけです。 個展は今月(2月)の20日まで行われているので、興味のある方は 是非行ってみて下さい! 黒田さんとは同い年でカタチは違えど「木」に関わってるという共通点も あり、何だか話が合うんですですねぇ。(何か偉そうですね・・・) しかし、日本クラフト展での入選やローマ賞典祭で準グランプリを 受賞するなど、その活躍は目覚しく、私の及ぶところではございません。 いや~世界的な評価を受けているというのはすごいですね。 同じ富山県人として誇りに思います! そして、いかなる分野でも同世代の人の活躍は刺激になりますね♪ 展示してある作品群は黒田さんが約10年の間に制作したもの。 「木」というものが重ねてきた時間・歴史が反映されていたり、 節・木目など「木」が持つ特性をうまく活かしていたり・・・ 展示の中には黒田さんの手描きのスケッチもあり、 黒田さんが自分の内面といかにして向き合い、 またそれを表現としていかに昇華するか、 という葛藤のようなものも伝わってきました。 表現としては、広葉樹と針葉樹の組み合わせ、 木材とガラス・鏡の組み合わせなど、 軟らかいものと硬いものの対比が秀逸に思えました。 展示作品には私にはない発想・想像力がワンサカあって、 何とも大変な刺激を受けました。 この個展を期に、「木」の持つ魅力に気付く、また見直される きっかけとなったらいいねぇと黒田さんと話していましたが、 十二分にその貢献に値する個展だと思いました! 黒田さん、お忙しいところ作品の解説ありがとうございました! 日本人のDNAの中に深く刻まれているであろう「木」の存在。 その奥深さを再認識した思いです。 さてさて、これを如何に自分の中で消化するのか・・・ じっくりと考えることといたしましょう。 最後におまけ。 今日は立山連峰が綺麗に見える日でございました♪ ![]()
昨日の夜、うちの奥さんと二人で、大好きなアーティスト
『羊毛とおはな』のLIVEに行って来ました♪ 『羊毛とおはな』は富山出身の千葉はな(Vo)と、 静岡出身の市川和則(Gt)によるアコースティックデュオ。 はなちゃんの優しく包み込むようなヴォーカルと 羊毛さんこと市川さんの軽快で心地よいアコースティックギター の織り成す世界観がっとてもお気に入りなのです。 是非ともHPをご参照あれ! ![]() 富山市民プラザ・アンサンブルホールにて 行われました。 曲構成はLIVEタイトルの通り、先行してリリースされていたアルバム「どっちにしようかな」を主としたものです。 ![]() (カビラ風で!笑) 初のフルオジリナルアルバム!! ということなんですが、 変に肩に力が入っていなくて、 とってもオッサレーであたたかい雰囲気 に仕上がっています♪ 春の昼下がりの紅茶のお供にするも 佳し、夏の夕立の後の清涼剤として聴くも佳し、秋の夜長に読書のBGMにするも佳し、 冬の朝目覚めてあたたかいコーヒーを飲みながら聴くも佳し、 寝る前に聞けばスゥーっと心地よい眠りにつけそうな、 全天候型アロマアルバム・・・とでも申しましょうか・・・(何やそれ、笑) まぁ騙されたと思って1度聴いてみて下さいませ。 残念ながらTSUTAYAでのレンタルはございませんので、 (何ででしょーねー、まったく・・・) i-TunesStoreでダウンロード、またはCDショップで ご購入というカタチになりましょうか・・・ さてさて、本題のLIVEの方について触れましょう。 チケットは良い席をと思い、先行発売初日に 電話にて予約したわけですが、全席抽選とのこと。肩透かしな感じ(^^;) 抽選で当たった席はA-15・A-16。 こりゃ、中間ぐらいの席だなぁ、と勝手に思い込んでおりましたが、 当日行ってみてビックリ! なんと最前列のしかも真ん中の方! いやはや、目と鼻の先という距離に、はなちゃんと羊毛さんが!! なんとも贅沢な状況でございます。 生で聴くはなちゃんの声は本当に良かった♪ ただ優しいだけではなく、奥には力強さも潜んでおり、 まさに会場が包み込まれるような包容力がありました。 もちろんそれは、羊毛さんのギターサウンドがあってのこと。 2人がDuoとして活動する意味を、LIVEに行って初めて 実感できた気がします。 これは全てのアーティストに言えるのでしょうね。 LIVEは休憩を間にはさんで2部構成で行われ、 それぞれピアノ・ドラム・ウッドベースが加わったバンド構成と、 はなちゃんと羊毛さんのシンプルアコースティックバージョンを 両方楽しめました♪ごちそうさまでした。 アンコールでもバンドで1曲、二人で1曲と、 抜かりありません! 前日の大阪公演の疲れも見せず、とってもパワフルかつ ハートフルな演奏を披露してくれました! 久々でしたが、やっぱりLIVEは良いですね。 モノヅクリに携わるものとして、有形・無形に関わらず 様々な刺激を受けることは大切ですねぇ。 雪に負けるな富山県人!ということで 今日はお出かけ話でした。 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ ※LIVEではステージの様子などの写真撮影はOKということで 何枚かとって来ましたので、ご覧下さい♪ ステージ演出は富山の建築家水野行偉さんプロデュースによるもの。 ブリキ作家北岡哲さんの作品が独特の雰囲気をつくり出しておりました。 ![]() これまた北岡さんの作品。でかい! 2部ではステージに登場したのです! ![]() 羊毛とおはなのLIVEに同行している羊たち 3匹いるのですが、この子は・・・えーっと名前は何だっけ・・・ ![]()
先週末、私用で大阪まで行ってまいりました♪
そのついでに、建築見学と観光を行いまして、 どちらが本当の目的だったのか?という 具合に満喫してきた訳ですが・・・(笑) 本日は建築見学について。 目的の建築物は、安藤忠雄氏設計の『光の教会』。 大阪進出の機会には絶対に見に行こうと決めていました。 大阪府茨木市にあるこの教会は、世界的に 有名な教会なのです! (当日は海外の方も多数見学にいらしていて、 「世界的に」という部分に実感を持てました!) 実はこの建築については、建築家安藤忠雄氏がその設計に挑み、 その完成までを描いた書籍も発売されています。 ![]() もちろん私もこの本で予習してから行きました。 書籍には、設計から完成までの経緯が、その教会建設に関わる人たちの人間模様も交え、また専門的な話も交えながら、とても魅力的にイキイキと描かれています。 当日は運よく、この書籍にも登場する軽込牧師に話を伺うことができました! 予習のおかげて、かなりマニアックな質問もできましたし、 面白い裏話もいくつも聞くことができました。 以前、同じく安藤氏設計で淡路島にある 『真言宗本福寺水御堂』を見学に行った時にも、 檀家の方から建設時の裏話を伺うことができましたが、 いやはや安藤忠雄という建築家は本当に伝説のような逸話に 事欠かないなぁと思います。 どうも安藤さんには周りの人を惹きつける魅力が あるようですね。 軽込牧師がおっしゃっていた 「安藤さんに設計を頼む人はみんな変わってるんだよ」 という言葉の裏にも、愛情のようなものが感じられました。 また、「実際に安藤さんの建築を使ってみてどうか?」との質問には 「非常に厳しい(温熱環境など)。でも意図はよく解かる」との答え。 ちょっと感動しました・・・。 クライアントをこのように思わせられる建築家が、 果たして日本に何人いるのでしょうか!? この辺が安藤忠雄が安藤忠雄たる所以ということでしょうか・・・ この『光の教会』の書籍と実物に触れ、自分は建築と どのように向かい合っていけばいいのか?ということを 改めて考えさせられました。 答えは簡単には見つかりそうにありません。 建築設計者である以上、つくっては考え、考えてはつくる・・・ その連続を積み重ねることでしか答えは出ないのかもしれません。 と、何だか頭がグルグルしてきたので、今日はここまでとします(笑) 『光の教会』の写真を掲載しておきますので、どうぞご覧下さい。 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ ■道路からアプローチ方向の眺め このカタマリとしての物質感・存在感は 鉄筋コンクリート打放しならではでしょう・・・ ![]() ■水平・垂直のスリットから漏れる光が静謐さを演出 大きなガラス引戸のエントランスからこのゲートのような部分を 通り抜けると礼拝堂に出ます。 その光の演出からは建築家が描いた物語を感じずにはいられません・・・ ![]() ■これが有名な光の十字架!! 全世界の建築家が「やられた!」と思ったのではないでしょうか・・・ ![]() ■礼拝堂とホールの壁に切り取られた空 そこには「自分だけの空」が贅沢に演出されているのです。 ![]() ■屋外階段 どこにつながるのか?是非行って確認してみて下さい! ![]()
『美しければすべてよし』
というのは、私が尊敬する建築家のコトバ。 さて、みなさんはどう思われますか? このコトバの背景には建築家なりの美学・哲学があり、 なかなか意味深いです。 このコトバが持っている力にはとても魅力を感じますが、 それを口にするには私には経験も実力も不足しているように感じます・・・ ということで私は、 『美しくなければすべてダメ』 というのをモットーにしたいと思います。 (微妙にニュアンスが変わると思うのですが・・・) 建築・車・家具・雑貨・家電品などなど・・・ デザインと関わりが強いものは数々ありますが、 どんなに使いやすくても、どんなに便利でも、どんなに安価でも、 どんなに高価でも、何がなんでも、 美しくないものはダメというのは厳しすぎるでしょうかね? 少なくとも、自分が行うデザインの作業に対しては、 そのような姿勢で臨みたいものです。 予算が少ないから、 敷地条件が悪いから、 クライアントがわがままだから・・・ などというのは、自分が設計した建築が美しくないことの 言い訳にはなりません。 どのような条件であれ、最終的には自分が美しいと 思える建築をつくりたい。 そんな思いがないと、モノヅクリに携わっている 意味がないと思うのです。 などど小難しいことを書きましたが、 自分への戒めの巻・・・でした。 P.S 美しいものは人の心と生活を豊かにしてくれると信じております。 1
|
ファン申請 |
||