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【’14.06.26】
基礎コンクリートの圧縮強度試験に立ち会いました。 立上りコンクリートの1週目での試験です。 結果は耐圧盤同様に、1週目にして設計基準強度を上回っていました。 これで、構造部に関しては強度確認ができましたし、まだ10日以上 先になる建て方についてはまったく問題ない状態です。 コンクリートの強度は規定により4週での強度で判断しますので、 4週目にも同様の試験を行う予定です。 ちなみに・・・ コンクリート圧縮試験はあくまでも目安です。 打設環境、養生状態によってコンクリートの強度の発現の仕方は 様々であり、試験結果と同時期に同様の強度があるとは限りません。 しかし、材料自体の品質の確認はできますので、そういった意味では 試験をする価値はあると言えます。 性悪説一辺倒ではちょっと寂しいですが、監理者の責任として・・・ ![]() ![]()
基本設計もまとまったということで、外観ボリュームや
内部空間の確認を行うために模型を製作しました。 1/50なので、荒が目立ちやすくなかなか大変でした。 しかしやっぱりこの大きさは分かりやすいので良いです。 小さな当事務所においては、少々邪魔になりますが・・・。 既存カーポート・物置もつくってあり、既存と新設との関係性も確認できます。 アルミカーポートをうまくつくれたのが何気に嬉しいです(笑) ![]() ![]() カタチは極めてシンプルで、大きな切妻屋根の家です。 シンプルなカタチを如何にスッキリと素直に表現できるか・・・ また外観はシンプルにしつつも内部空間にどれだけ豊かさを持たせられるか・・・ 建設費が高騰する中における、A+Aの最大のテーマです。 ![]() 屋根・2階が外れてプランも確認できて、打合せでの活用度大です。 提案したい間取りや空間構成が一目瞭然で、平面図が必要がないくらいです。 ![]() ![]() でも、こうやってつくってみると、 やっぱり配置はもうちょいずらした方が良いな、 とか思うことが多々出てきます。 建物プロポーションもパースの掛かり方を踏まえて見れるし。 平面的な図面だけを眺めていても見えてこないものがありますね。 つくり出すまでは腰が重いのですが・・・(苦笑) ![]() ![]() ![]() ![]() 建て主さんの喜ぶ顔を思い浮かべながら模型製作できるのは、 何とも幸せなことだな、としみじみ思ったりします。 ただ100%喜んでいただけるとは限りません(笑) 日々精進です・・・。
【’14.06.18】
明日の立ち上がりコンクリート打設に先立ち、 型枠の検査を行いました。 立ち上がり部分の幅は150mmと180mmがあるので 間違いがないかを確認して、バッチリOKでした。 また各型枠の固定具合、設備スリーブの設置状況も問題ありませんでした。 A+Aで定める基準よりも大きなスリーブには補強筋が入れてあります。 打継部からの漏水を避けるため、基本はベタ基礎スラブ(耐圧盤)の 天端は設計地盤面よりも上げておきます。 しかし、今回の計画では中庭廻りには盛り土を行い地盤面を上げるので、 外周の打継部には止水材を入れてあります。 ![]() ![]() ![]() ![]() ホールダウン用のアンカーボルトは治具を用いて固定してあります。 ![]() 一部に鉄筋コンクリートの塀を計画していて、その部分の型枠が 飛び出しています。 ![]() さて、問題なくされていました。 これで立ち上がりコンクリート打設の準備完了です。 上に載る構造体をどんなに頑丈につくっても、基礎が傷んでしまっては元も子もない からです。 文字通り基礎は「基礎」であり、ここにお金を掛けなくてどうするのか?という部分です。 ちょっと専門的な話になっていきますが、興味のある方は読んでみて下さい。 私は設計者として、住宅を建てたら80~100年くらいはつかってほしいと思っています。 家が完成した時に木を植えたとすると、80年経てば構造材に使える大きさに成長します。 そうすれば持続可能な資源の循環が出来上がります。 「200年住宅」というコトバもありますが、まずは目標をここに置きたいと思います。 よく古民家の改修で、建物をジャッキアップして基礎をやり直す、新しくつくるという 工事を見かけますが、これは相当な費用が掛かります。 それならばちょっとお金が掛かっても頑丈な基礎をつくっておこうという発想になります。 それでは100年持つ基礎をつくるにはどうしたら良いのか? 建物が100年間建っているとなると、大地震に遭遇する確率が大きくなり、もしかすると それは「阪神淡路大震災」のように建築基準法の想定以上の地震の可能性もあります。 ですから、建物の耐震強度は品確法で定める耐震等級2レベルを目指し、基礎は建物が 受ける力を地盤へ伝えられるような強度を持つ構造とする必要があると考えます。 ※耐震等級2:数百年に1度発生する地震力の1.25倍の力に対して 倒壊・崩壊しない程度 ※上記で数百年に1度発生する地震力というのが建築基準法でいう「大地震」を示し、 震度6強程度の地震だとされています。 ちなみに阪神淡路大震災、東日本大震災では震度7が観測されています。 ※地震においては、震源との関係や揺れ方も様々で、「震度」という一つの指標だけでは 計れないのですが、一般的なイメージとしての目安となると考えています。 次にコンクリートの中性化対策が必要です。 鉄筋コンクリートは、圧縮力をコンクリートが負担し、引っ張り力を鉄筋が負担する ことでそれぞれの短所を補い合い、その能力を発揮します。 ですから、鉄筋が錆びてしまって脆くなれば、鉄筋コンクリート全体としての能力も 低下するということになります。 鉄筋を包みこむコンクリートはアルカリ性ですので、鉄筋を錆びすなわち酸化から 守るためにはうってつけの材料なのですが、時間の経過と共にその性質は中性に 向かっていきます。 従ってその中性化を遅れさせることが大切です。 コンクリートはセメント、水、砂、砂利からできています。 (ちなみにセメント、水、砂だけならモルタルになります。) その中の配合バランスにおいて、水を少なくすれば中性化の進行が遅くなり 耐久性の高いコンクリートになりますし、同時に強度の高いコンクリートになります。 しかし、水を少なくすれば固いコンクリートとなり、打ち込みが大変になります。 そのため、水を少なくしつつもコンクリートの流動化を高める混和剤を使用します。 全てはバランスを考えてという事になります。 日本建築学会が発行する 「建築工事標準仕様書・同解説JASS 5 鉄. 筋コンクリート工事」 において、コンクリートの強度による計画共用年数というものが定められています。 A+Aではコンクリートの設計基準強度を24N/㎟としていますが、それは上記基準に おいては、「標準」の等級となり、大規模補修不要予定期間「およそ65年」、 供用限界期間「およそ100年」となっています。 100年の寿命の建物をつくるためには最低基準であることが分かります。 ちょっと小難しい話になってしまいましたが・・・ 建物は強くして災害の危険から建て主さんを守りたい、しかし過剰設計となり コストが大きくアップすることは避けたいし、施工性が悪くなることも避けたい。 そのようなことをあれこれ考えて設計していることが伝わればと思います。 その中でのバランスの取り方に設計者の特徴が表れてくるのだと思います。 すまいづくりを検討している方は、是非設計者のこのあたりの考え方を聞いてみて いただきたいと思います。 そこから設計者の「考え方」が見えてくると思いますよ。 【A+Aが設計する基礎】 ![]() ![]() ![]()
【'14.06.16】
基礎配筋検査も終わり、コンクリート打設の日を迎えました。 天気は快晴で絶好の打設日和です。 今回はベタ基礎の耐圧盤スラブの打設となります。 コンクリートの設計基準強度はコンクリートの耐久性に配慮して24N/㎟としており、 打設時の呼び強度は、24Nに強度補正値の3Nを加えて27N/㎟となっています。 受け入れ検査では、スランプ値16㎝、空気量3.4%、コンクリート温度25℃と 問題ありませんでした。 テストピース(試験体)も採取しており、使用したコンクリートが求める強度を しっかりと発現できることを、後日の圧縮試験によって確認します。 これらの検査や試験は、法律で定められているものではありませんが、A+Aでは 監理者の責任を考えた時に当然の事と考え、設計者立ち合いを原則として しっかりと行っております。 それが建て主さんに安心感を与え、家づくりの満足感にプラスアルファを与える ものであると信じています。 受け入れ検査の様子です。 ![]() 防湿シートの破れた部分は、しっかりと補修してあります。 結束線のクズなどのごみもなく、素晴らしいです。 ![]() 先送りのモルタルを捨ててもらっています。 これも品質管理上大切なことです。 ![]() 生コン車からポンプ車へコンクリートを送っています。 ![]() ポンプ車でコンクリートを圧送打設し、バイブレータ(振動機)を 突っ込んでコンクリートを隅々まで行き渡らせてゆきます。 ![]() 左官屋さんが打ちあがった部分を平らに均していきます。 ![]() ![]() ![]() この先はひたすら打ち進めていくのみ。 強い日差しが照りつける中での作業で大変です。 家づくり、ひいては建築は、このような職人さんたちの地道な作業の 積み重ねで成り立っています。本当にご苦労様です。 現在職人不足が強く叫ばれていて、建築のようなモノヅクリの 現場においては深刻な問題です。 設計の仕事はもちろん大切だと思っていますが、職人さんの存在は もっと大切だと思っています。そもそも職人さんが居なくては建物は つくれないのですから当然ですよね。 今一度、各業種の職人さんの存在価値と仕事の素晴らしさを見直し、 若い人たちに伝えていく責任が、現在建築に関わって仕事をしている 私達にはあるのだと思います。 私は、自分が設計する建物における職人さんの仕事や技術を、このように 紹介していくことで少しでも貢献していきたいと思っています。 良い職人さんが増えれば、良い建物できる。 良い建物ができれば、建て主さんの大きな喜びと安心感に繋がる。 すべては繋がっており、当然すぎる話ですが、忘れられてしまっている ことのようにも思います。 職人のみなさん、プライドを持って未来に繋がる仕事をしましょう!
【'14.06.14】
基礎の配筋検査を行いました。 基礎形式はベタ基礎です。 鉄筋配置がピシッと決まっていて、お手本のような配筋です。 本計画では建物形状を踏まえた構造計算より非常に細かい 鉄筋ピッチの部分がありますが、その部分の配筋も丁寧です。 また、人通口部分ではかなり細かな補強筋の設置をお願いして おりますが、こちらも綺麗に配筋されています。 また同時に、給排水配管の更新に配慮したスリーブの設置+補強筋、 アンカーボルトの設置も行われております。 一部是正をお願いした部分はありましたが、基本的には大きな 問題もなく、素晴らしい配筋施行となっていました。 施行して下さった職人さん、お疲れ様でした。 ![]() ![]() ![]() ![]() A+Aでは、検査に際して、詳細なチェック項目を 用意しており、時間をかけて丁寧に検査しております。 全ては建て主さんの安心のために・・・ ![]()
防湿シートの敷き込み、外周部型枠設置が終わり、
基礎の配筋作業が進んでいます。 鉄筋が多く取り合う場所においても、 非常に丁寧に施行してあります。 ![]() どんなに力を入れて設計しても、それを実現してくれる 職人さん達がいなければ意味がありません。 良い職人さんとその仕事に出会うと、 自然と感謝の気持ちがこみ上げてきます。 では、ちょっと大変な部分を取り上げて・・・ D13@100タテヨコのスラブ配筋です。 鉄筋が綺麗に通り、ピシッとしています。 立ち上がりのフック加工なども綺麗です。 スラブ下ではかぶり厚が70mmしっかりと 確保されていますよ。 ![]() 次に人通口部分の補強配筋です。 人通口=地中梁の欠損となるので、その部分には補強が必要です。 主筋とフープ筋が綺麗に組まれ、ちょっとしたRCの小梁みたいな配筋です。 これなら曲げ応力の伝達もしっかりとできそうです。 ![]() 住宅の基礎においては、住宅性能表示制度や瑕疵担保責任保険の効果で その仕様の底上げはされていますが、未だもって曖昧な部分が多いのが 現状ではないでしょうか。 私は住宅の基礎であっても、やはり基本はRC基準でやるべきだと 思いますし、根拠のある設計をすべきだと思います。 全ては万が一のために・・・
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