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A+Aの設計では、プレカットの標準加工機には通らない
7m~8mの「長尺材」を多用します。 理由は簡単です。 強いからです。 曲げに最も強い「追掛大栓継ぎ」でも、継ぎ手のない梁の 15%程度の曲げ耐力しかありません。 金物で緊結すれば見かけの耐力は得られますが割れが入ればおしまいです。 長さに限りのある木材。 流通材を使うなら長尺材は望めません。 だから、絶対とは言えないのですが、 それでも継手はないにこしたことはない、と考えます。 材料費はUP、プレカットを使えないので加工費もUP。 しかし、そこに価値を見出すことができるあなたは 絶対に長尺材を前提とした家づくりをするべきです! そんな方の家づくりをA+Aは全力で応援します。 下から2番目の材料が8m材 ![]() トラックに積んであるとより長さを感じます ![]()
【国重のいえ】
ちょっとだけ残っていた残りの構造用合板の 選別作業をしに平光工務店へ出かけてきました。 いつも通り合板の仕様を確認し、選別へ。 色味・木目の調和がとれるもので化粧部分を 揃えることができそうで良かったです。 そして、丁度良いタイミングで大工さんが 手刻みの継手を加工中でしたので見学させてもらいました。 私は「追掛け大栓継ぎ」という継手でお願いしていました。 この継手はとても高い引張強度があるので梁材の継手では よく使うのですが、ちょっと逃げのききにくい納まりになります。 ちょっと専門的な感じですが、言い方を変えれば、現場で木を組むときに ちょっと作業しずらい面があるんです。 それを解消する継手として「金輪継ぎ」という継ぎ方があるのですが、 私が持っている実験データにおいては曲げ、引っ張り共に 「追掛け大栓継ぎ」の方が上です。 驚くことに、今日見た大工さんの継手はその両方をおいしいところ取り したような継手となっていたんです!素晴らしい!! これは「金輪大栓継ぎ」と名付けましょう♪ 改めて大工さんの木工技術って素晴らしいな、と思いました。 私の設計を通じて、少しでもこのような技術を活かした 仕事を残すことに貢献したいと考えています。 <大工さんの作業手順を公開> ①加工した継手を合わせてみる ![]() ②きつい部分を削って調整 ![]() ③再度組んでみる ![]() いやいや継手1つでも大変です。 凝った継手だから尚更なんです。 うーん大工さんて何て格好良い仕事なんだろう・・・。 国重のいえを宜しく頼みます!
【犬島のいえ】
「玄関+ホール+納戸」についてご紹介します。 以前のブログでも書いていますが(⇒詳しくはこちら) 私が玄関という空間に必要だと考えている要素がいくつかありますが、 もちろん犬島のいえにもそれらはしっかりと散りばめられています。 まず大切なのが、下足を脱ぎ履きする場としての利便性です。 下足収納スペースの確保と共にそれが雑多にならないような 設計上の整理が重要です。 犬島の家では、壁付の背の低い下足入れを設置しています。 これによって空間が非常にスッキリとした印象になります。 ![]() 幅が2400mmありますので、小さいように見えて大容量の下足入れ。 製作は富山市に在ります中嶋工芸社さん。 木目が横方向にしっかりと揃っていて、なかなかに良い仕事をされます。 しかし、靴と靴箱をたくさんお持ちの奥様方は、それでも足りないんじゃないの? と心配されるかもしれませんね。 そして、玄関は綺麗にしておきたいけど、室内に持ち込みたくないものなんかで 溢れてしまっているということも多々ありますよね。 そこで活躍するのが玄関に併設された「下足室兼納戸スペース」です。 ちょっと贅沢な空間ですがあれば非常に重宝します。 ![]() とにかくこの部屋は雑多になりがちなものを詰め込んで 機能重視で設計してあります。 ・コート掛け(除雪で濡れた防寒具などもここで脱ぎます) ・収納棚(下足入れに収まりきらない靴箱や子供の虫かごなど) ・分電盤・端子盤(目に触れにくく美観に配慮できます) この家においてはインナーガレージと玄関をつなぐ空間でも ありまして、家の導線計画を成り立たせるための非常に重要な空間なのです。 さあ、次に大切なのは来客を迎えるオモテナシ空間としての設えです。 ただただ機能的なだけでは魅力的な玄関にはなりません。 私は玄関を設計するときに、帰宅した住まい手さんや来客を 温かく迎え入れるようなそんな玄関であってほしいと考えます。 そこで大切なのは仕上げの豪華さでも広さでもなく、 その住まい手なりの来客に対するオモテナシの心が その空間にあらわれているかどうかだと思います。 この家は、そんな住まい手の気持ちが様々な形で表現された 好例だと思っています。ちょっと見てみますと・・・ ・下足入上部を飾り棚として利用。 ![]() ・ピクチャーレールを設置して展示空間としての利用にも配慮。 ![]() ・傘立てもこだわって選ばれています。 ![]() ・郵便受けは既製品を使いながらも木枠を付けて空間に馴染むように・・・。 ![]() ・外部の植栽が見える地窓を設けて季節を感じられるようにしています。 床下には間接照明を仕込んで空間を演出。 ![]() ・出入口建具にも拘りました。 タモ材の質感を活かした板戸と閉鎖的になりすぎないように 内外の繋がりを持たせた透明ガラスの片袖FIX窓が来客を 迎え入れてくれます。 ![]() どうでしょうか。 建て主さんの気持ちがビンビンと伝わってきたのではないでしょうか? 犬島のいえにおいては玄関ホールに面してトイレと和室が設置されていて 廊下としての要素もありますので、それらが一体となって美しさを 感じられるような空間を目指しました。 ![]() ![]() A+Aの設計の中でも立派すぎるぐらいの玄関ですが、 大切なのは「オモテナシの心」です。 ささやかでも、その気持ちがしっかりと表現された玄関を これからも設計していきたいです。
【国重のいえ】
今度はプレカット工場にて、2階床と小屋裏床に使用する 構造用合板の選別に行ってきました。 そう、この家では屋根及び2階床に耐力要素として構造用合板を 使用しているのですが、そのほとんどが化粧あらわしなんです。 えっ?合板あらわしってどんな感じ??と興味・疑問を持たれた方は 是非構造見学に来てください。⇒ 見学情報ページへ 私自身は施工の効率性・空間構成の合理性・デザイン性などを加味すると、 なかなかバランスの取れた設計手法なのではないかと思っています。 そのラフな肌感・質感を受け入れられる方にはオススメです♪ そして、あまりにも雑な感じになりすぎないためのこの選別作業なんです。 玄関ホールに最上と思えるものを配置して、ダイニング部分には節や木目、 そして色味に統一感がでるように選別を行いました。 もちろん例のごとく、合板の品質・仕様をあらわすスタンプの確認も 抜かりありません!あとは思う存分磨いてくださいませ。 またまた、手伝って下さったアプト・シンコーの河上さん、 お忙しい中本当にありがとうございました。 ![]() ![]() ![]() ![]()
【国重のいえ】
建て主さんと一緒に大工さんの手刻み加工作業の 見学に行ってきました。 平光工務店さんは事務所の横に立派な作業小屋 を持っていらっしゃって、そこで専属の大工さんが 作業を行っています。 何て素晴らしい環境なんでしょう・・・ 見学時間は短かったですが、このような体験は大変貴重です。 最近ではプレカットが主流で、気付いたら建物が現場に 立ち上がっているという感じです。 しかし、国重の家はプレカットと手刻みの良いとこ取り としているので、ちょっと時間が掛かります。 自分の建物の一部である梁や柱を、大工さんが加工して くれている様子をじっくりと見られるというのは、本当に 幸福なことであるなと思います。 そして、そんな家づくりをしようと思われる建て主さんは、 何て豊かな感性の持ち主だろうか、とも思うのです。 ![]()
【国重のいえ】
屋根に使用する構造用合板が平光工務店に搬入されました。 選木と同じように、合板においても化粧あらわしとなるものに ついてはしっかりと選別し、どこにどれを張るかという事まで 決めます。 平光工務店の中村さんと一緒に20枚以上ある合板を1枚1枚 確認し、やりくりの仕方を検討していきました。 この作業を行えば、1つの部屋において模様や色味などを極力 揃った状態にできますので、ただデタラメに張るのとは内装と しての出来栄えが大きく異なるのです。 また、合板には品質を示すスタンプが押してありますが、 これはサンダー掛けによって落としてしまうので、 この段階で指定したものとなっているかをチェックすることも大切です。 中村さん、ご協力いただきありがとうございました! ![]() ![]()
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